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東京都夏季軟式野球大会1部 準優勝

創設以来、初の決勝進出!




水戸市長旗第32回東日本軟式野球選手権大会の東京都予選を兼ねた「東京都夏季軟式野球大会」が閉幕。

2012年の夏季大会から1部昇格を果たし、13年目にして初の決勝に駒を進めた。

(※国民体育大会東京都予選では21年に決勝進出はあるが・・・)

優勝はできなかったが、未完成のこのチームが夏に結果を出せた事は非常に大きな成果と言っていい。

本当によくやってくれたし、今後が非常に楽しみになってきた。


近年、東京都のレベルは圧倒的に高くなっており、4つのシードチームは全国に行っても必ず上位に進出する。

21年の天皇杯ではベスト4に2チームの東京代表が残り、昨年もゴリラクリニックさんが天皇杯決勝で王者・和合病院(愛知)と熱戦を繰り広げ準優勝。その活躍に引っ張られるように都大会のレベルがどんどん上がってきてるのを実感する。

登録チームも多く、また企業チームも圧倒的に多い「東京都」でバンバータはシードに当たる準決勝の壁を超えらなかった。

都大会は天皇杯予選の「春季大会」、今回の東日本大会予選の「夏季大会」、そして「秋季大会」と行われる3大会の合計ポイントで来季の年間シード4枠も決まる。

(優勝【10P】/準優勝【6P】/ベスト4【3P】/ ベスト8【1P】)

これでバンバータは合計が7Pとなり暫定3位、2017年以来の来季シード権獲得の可能性も出てきた。


新人が多い年は、チームづくりに半年はかかる。

結果が出るのは「秋」、それまで我慢してやっていこうと

春先のミーティングでも言い続けてきた。正直、全くの未完成で、まだまだ伸び代があるが想定よりずいぶん早く結果が出てきた。これは自信にしながらもこの夏にしっかり強化をしていきたい。


◆今大会の戦績

2回戦    vs (足立)SHINMEI GROUP 若潮 9-3 ○

3回戦   vs (シード)エコ・プラン 3-1 ○

準々決勝 vs (大田)東京ガス 5-1 ○

準決勝  vs(江戸川)南関東日野自動車 1-0 ○

決勝    vs(シード)スリーボンド 1-9 ●


◆打撃成績

・打率・・・斎藤卓拓(12打数5安打 / 打率.417)

・打点・・・佐藤啓太/石塚裕之(4打点) ・出塁率・・・斎藤卓拓(.750)


今大会に関してはこの三人が結果で見ても、印象的にも非常にキーマンであった。

斎藤はリードオフマンとして見事な活躍、得点「5」盗塁「4」もチーム最高。

守備でも再三にわたり好守備で投手陣を救った。

3番に入った佐藤啓太はスコアリングポディション、特に一死3塁からの確実に打点を上げる巧打はチームで最も信頼できる打者に成長した。

また今大会直前の港区大会で突然開花(二打席連続HR)で、本戦にスタメンで出るようになった石塚、元々軟式野球界の実績は十分だったが、ようやくここに来て目覚めてくれた。準決勝、決勝に出席できなかったのが非常に残念・・・。


◆投手成績 山本大貴  4試合/21回/2勝1敗

長谷川寛人 4試合/13回/1勝

諏訪賢吉  1試合/9回/1勝


なんと言っても、敢闘賞を受賞したルーキー山本大貴が今大会から先発の柱になったことが大きい。

準決勝まで3試合18イニング無失点、決勝で連投して失点したが一気に成長し、本人も自信になった大会となったことは間違いない。しかも昨年までほぼ遊び程度の野球、6年のブランクから復帰し冬のトレーニングとフォームの改造で、この春に一気に急速も上がり、春季大会の準々決勝「キャプティ」戦で初先発で好投。この夏から先発の柱と成長したが、まだまだ伸び代がありそうなので、非常に楽しみな投手。

長谷川と同じ歳でお互いに切磋琢磨してくれるといいなと思う。

もう一人のルーキー諏訪は今大会、野手との併用で準々決勝の東京ガス戦で完投勝利。

本来のポテンシャルからすると、まだまだ軟式野球対応はできてないので、実際に慣れてきたら二刀流選手として一気に開花することを期待。



一方で、全試合にフルイニングで出場した森田真宝は大ブレーキで16打数ノーヒット。

4番に座った山口啓太は安定の打撃で相変わらずだが、大会前に痛めた膝の状態が良くない。