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U-15 二期生卒団式

今年もU-15の卒団式に出席した。

今年の卒団生は2期生、ちょうどコロナが猛威を奮っていた2021年に入団してきた世代。






中にはJr.チーム(小学校)時代からの子供達も居るので、

本当に親のような心境。


式の冒頭、GMとして高校に巣立っていく彼等に以下のような話をした。


大谷翔平選手は昨年301.ホームラン44本でホームラン王を獲得した事は知ってるよね?

でも意外と語られていないのは、大谷選手の三振の数だ。大谷選手が年間打った安打数とほぼ同じくらい実は三振をしている事はみんな語らない。

150個近くの三振した打席があったから、150個の安打が打てたとも言える。

俺が野球のスポーツの素敵だと思うのが

「失敗や負けがほとんどで、そこ学べるところ」

プロ野球の優勝チームの勝率は6割台。

10回やって4回負ける。

三振してももう一回打席がくる。

負けても次の試合がくる。


これから君たちの人生も失敗や負けの連続かもしれないけど、

決して卑屈にならず笑顔で「次こそは!」と立ち向かえる人間になってください。


もう一つ、クマカンが野球のあまり好きじゃないところを言います。

「選手より監督がゲームをコントロールできてしまうところ」です。


どうしても君たちは、そのサインを忠実に実行しようとしようと頭が働く。

もちろん野球はチームと勝つ事を目的にするので、チームプレーにサインは必要。

個人は頭を悩ませて決断するより指示待ってから動いた方が楽になってしまう。

だからどうしても自分が考え、判断する能力が身につかない事も多い。

今の社会は、我々の同質化を求められていない、むしろ人と違う考えや、アイデアが求められる。


このバンバータのコーチや監督が

うるさく言わない方針の裏には君たちの将来を考えたそういう背景があるわけだ。

これから高校、大学も進む上でもきっとその環境は変わらないけど、必ず自分で考え、意思を持つ事を忘れないでください。


15歳の彼らにはそんな事を話した。



子供達には将来いろんな分野でリーダーシップのとれる人間になって欲しいなと思います。

そして何より、ずっと野球が好きでどんな形でも「野球を支える」側の人になってほしいとも伝えました。


これから高校に行って野球をする子たちはずっとフォローして応援していきたいと思います。


※ジュニア時代からのメンバー。小学校3年生の野球を初めてやり始めた頃から知る彼らは特に思い入れがありますね。



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